2025/12/12 17:29

◎今年の漢字は「熊」、漢検協会 各地で被害、パンダの中国返還も

 日本漢字能力検定協会は12日、2025年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「熊」に決まったと発表した。「熊」が選ばれるのは初めて。各地で出没と人的被害が相次いだのに加え、漢字で「熊猫」と表記されるパンダの中国返還にも注目が集まったとした。京都市の清水寺で、森清範貫主が縦約1・5メートル、横約1・3メートルの和紙に揮毫した。
 今年の漢字は1995年に始まり、31回目。協会のウェブサイトやはがきで全国から応募を受け付け、最多得票の漢字を選ぶ。
 応募総数は18万9122票で、熊は2万3346票。熊を巡っては今年、市街地にも出没してイベント中止や学校の休校などで住民生活に影響を及ぼした。「アドベンチャーワールド」(和歌山県)のパンダ4頭の中国返還もあった。
 2位は「米」。米の価格高騰や、米国のトランプ大統領就任などが理由に。1位とは180票差だった。3位は「高」で、物価高や女性初の首相となった高市早苗氏などが挙がった。
 昨年はパリ五輪・パラリンピックの金メダル獲得や政治の裏金問題などを理由に「金」だった。



前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

サンリオがリゾート構想 大分・ハーモニーランド
今年の漢字は「熊」、漢検協会 各地で被害、パンダの中国返還も
国内最高齢のトラ死ぬ、長野 20歳、双子不在で食欲不振

>>暮らし・話題ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る