2025/12/01 09:10

◎ロシアとの和平案「多くの課題」 米国とウクライナが高官協議

 【ワシントン、キーウ共同】米ウクライナ両政府の高官は11月30日、米南部フロリダ州マイアミ郊外で、米国がウクライナに示したロシアとの和平案を協議した。ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島や東部・南部の占領地域の扱いなどが焦点。出席したルビオ米国務長官は会談後、記者団に「進展が見られたが、(ロシアとの合意には)多くの課題が残っている。変動要素がある」と述べた。
 英紙テレグラフによると、トランプ政権はロシアへの領土割譲を認める方針で、強く反対するウクライナ側と溝がある。一方のロシア側はウクライナの意向を踏まえた和平案には難色を示しており、米側がロシアとウクライナ双方が受け入れ可能な案を示せるかどうかは見通せない。
 ルビオ氏は今回の協議を受け、米国のウィットコフ和平交渉担当特使がロシア側と議論すると説明したが、詳細は明らかにしなかった。ウィットコフ氏は今週前半、ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談する。米政府関係者によると、12月1日に米国を出発する。

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