2025/11/28 00:14
◎香港火災死者75人不明279人 高層住宅補修請け負いの3人逮捕
【香港共同】香港北部・新界地区大埔の高層住宅群で26日に起きた大規模火災で、当局は27日、死者は75人になったと発表した。政府トップの李家超行政長官によると、連絡が取れない人は279人に上る。27日午後も消火活動が続けられたが、犠牲者がさらに増える恐れがある。
英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは27日夕、約40人が重体と伝えた。
香港返還後、最悪のビル火災となった。住宅外壁の補修工事で設置された足場の網が燃えて延焼した疑いがあり、警察は過失致死容疑で、補修工事を請け負った会社の幹部の男ら3人を逮捕した。
同一区画に立つ住宅8棟のうち7棟が燃えた。竹で作った足場が全棟に設置されていた。消防当局者は、足場の網が燃え、風で飛ばされた可能性が高いとの見方を示した。出火原因は明らかになっていない。死者の1人は消防隊員。
30階建て以上のため上層階の消火が難航。建物同士が近接していたため延焼が早かった。計約2千戸が入り、住民は計約4千人だとされる。入居開始は83年で、住民の約37%が65歳以上の高齢者。
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