2025/11/27 00:22

◎ガソリン補助1リットル20円に 5円増額、値下がり継続へ

 政府は27日から、ガソリン価格を抑制する補助金を1リットル当たり5円増額して20円とした。年末に予定されるガソリン税の暫定税率(25円10銭)廃止に向け、急な価格変動を避けるための移行措置。店頭価格には数日から1週間程度かけて反映され、当面は値下がりが続きそうだ。政府は暫定税率廃止を物価高対策の目玉と位置付け、家計の負担を減らす狙いだ。
 政府は12月31日の暫定税率廃止に向け、今月13日から補助金の引き上げを始めた。2週間後の12月11日にも5円10銭追加し、以降は暫定税率と同じ25円10銭を支給。暫定税率廃止と同時に補助金も終了する。
 補助金は石油元売り各社に支給される。ガソリンスタンドには補助増額前の在庫が一定期間残るため、値下がりには時間差が生じる見込み。
 今月17日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週比3円70銭安い169円80銭となり、約2年半ぶりの安値。補助増額効果が出ており、原油相場が大きく動かなければ店頭価格は引き続き緩やかに下落するとみられる。

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