2025/11/25 04:27

◎中国、米国の台湾介入けん制 トランプ氏「重要性理解」

 【北京、ワシントン共同】中国の習近平国家主席とトランプ米大統領は24日、電話会談した。中国外務省は、習氏が台湾問題で中国の原則的立場を強調し、トランプ氏は「中国にとっての台湾の重要性を理解している」と応じたと発表した。高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を踏まえ、中国が統一を目指す台湾の問題に介入しないよう米国をけん制した。
 会談後、トランプ氏は交流サイトで、台湾問題には言及せず、習氏が来年中に「国賓」として訪米することで合意したと明らかにした。来年4月に予定している訪中について、習氏から招待され、受諾したと述べた。 
 首相答弁に対して中国が報復措置を打ち出す中、米国のグラス駐日大使は日本に連帯する姿勢を示す一方、トランプ氏は距離を置き、中国を刺激するのを回避している。
 中国側によると、習氏は電話会談で「中国と米国はかつてファシズムや軍国主義と戦った。第2次大戦勝利の成果を共に守るべきだ」と呼びかけ「台湾の中国復帰は戦後国際秩序の重要な構成要素だ」と指摘。台湾は中国の不可分の領土だと念を押した。

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