2025/11/19 09:35

◎米、サウジにF35売却を承認 トランプ氏、皇太子と会談

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は18日、ホワイトハウスでサウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子と会談した。F35ステルス戦闘機納入を含む大規模な防衛装備品の売却を承認。両氏は米サウジの「戦略的防衛協定」に署名した。米政府が発表した。サウジとイスラエルの国交正常化も協議。ムハンマド氏はパレスチナ国家樹立による「2国家共存」が条件だと語った。
 中東ではイスラエルが唯一、F35を保有。サウジが実際に購入すれば地域の軍事バランスに影響し、イスラエルの軍事的優位性維持を重視してきた米国の中東政策の転換となる。ただサウジが中国とも一定の軍事協力関係にあることから議会では技術漏えいを懸念して反対論も出ており、売却手続きが円滑に進むかどうかは不透明だ。
 米政府によると、戦略的防衛協定は「中東全域の抑止力を強化する」とし、サウジが防衛負担を増やす。サウジは米製戦車約300台を購入することでも合意した。トランプ氏は会談冒頭、サウジが購入するF35はイスラエルの保有機と同様のものとなると話した。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

中国SNS「日本行くのやめた」 G20会議で日中会談不透明に
黄金の便器、15億円で落札 18金製100キロ、使用可能
中国、日本渡航自粛を呼びかけ 高市氏の台湾有事答弁に対抗措置

>>国際ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る