2025/10/25 09:56

◎5万人超、集会で男女平等を訴え アイスランド女性ストから50年

 【レイキャビク共同】北欧の島国アイスランドで全女性の9割が仕事や家事を一斉に休み、男女平等を訴えた事実上のストライキ「女性の休日」から24日、50年となった。首都レイキャビクでは記念の大規模集会が行われ、女性だけでなく男性や、LGBTQ(性的少数者)、移民らマイノリティーを含む5万人以上が参加。誰もが生きやすい社会の実現を誓った。
 大通りにはかつての「女性の仕事」を想起させる洗濯物が掲げられ、彫像にエプロンやベビーカーが飾られた。気温4度と冷え込む中、参加者は家族やカップルで会話したり、コーヒーを飲んだりしながら約1キロ先の集会会場まで和やかに行進した。
 アイスランドは世界経済フォーラム(WEF)の「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」で16年連続世界1位。「道を切り開いた先人の女性たちがいるから、今の私たちがある」。母親が50年前に「女性の休日」に参加したブリンティス・マシュテンシュトテフさん(45)は「女性なくして仕事なし」と書かれたプラカードを手に歩き、感慨深げに語った。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

プーチン氏との再会談に否定的 トランプ氏「合意のめどが必要」
ハリス氏、再出馬示唆 米大統領選「おそらく」
ナポレオン軍襲った病を特定 遺体の歯から菌のDNA

>>国際ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る