2025/08/20 17:10

◎生成AIで沿線の建設工事を検知 JR西が実証試験

 JR西日本は20日、生成人工知能(AI)を活用し、沿線の建設工事を自動で検知する実証実験を2025年度中に始めると発表した。在来線などの車両から撮影した画像を解析し、クレーンや足場など工事の兆候を把握する。業務効率化につなげたい考えだ。
 JR西によると、沿線での工事や作業は事前にJR西の担当部署に報告する必要がある。ただ、連絡せずに作業している場合もあるため、運行に支障がないかどうかの確認作業には時間と労力がかかっている。
 生成AIによる画像解析によって、工事が行われる可能性の高い場所を効率良く特定することで、工事の見落とし防止や確認作業の負担軽減が期待できるという。他にも店舗や施設での来店者の画像を分析し、販売促進につなげる実証実験も検討している。
 JR西の倉坂昇治社長は大阪市で開いた記者会見で「高い実用性と信頼性を兼ね備えた解決策を自社以外にも提供できるように取り組みたい」と話した。

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