2025/07/07 10:11
◎函館でアカイカ初水揚げ スルメイカ不漁で注目
「イカの街」として知られる北海道函館市で7日、不漁のスルメイカに代わる加工原料として注目されるアカイカが本年度初めて水揚げされた。冷凍された約96トンが市水産物地方卸売市場に運ばれ、イカ釣り船を所有する社長八田聡之さん(50)は「量が取れて良かった」と安堵した様子で話した。
イカ釣り船は5月上旬に函館港を出港し、約1カ月間、北太平洋で操業して戻った。既に入札を終えており、市場では出荷に向け、漁業関係者が部位や大きさごとに仕分けた。身が柔らかく、スルメイカに比べて肉厚なのが特徴だという。
6月の市水産物地方卸売市場の生鮮スルメイカ取扱量は10トンで過去最少を記録した。
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