2025/07/05 11:10
◎子どもの「なりたい姿」写真展 万博国連館、10日まで
大阪・関西万博の国連館で、子どもたちが将来なりたい姿に扮した写真を展示している。フランス人写真家が、能登半島地震で被災したり、紛争地で暮らしたりする子どもの姿を収めた。写真家は「将来を考えて今を見つめるきっかけにしてほしい」と期待する。10日まで。
写真家バンサン・トレモー氏が「戦渦でも希望を伝えたい」と2014年から20カ国以上で子供たちの写真を撮影。国連館の展示では、能登半島地震で被災した少年が、救助活動に励む姿に憧れて消防士に扮した写真などが並ぶ。
紛争下にあるアフリカのコンゴ(旧ザイール)の少年は、手製の銃を手に写る。「みんなを守るために兵士になりたい」とするも「戦争は好きではない」という本人の言葉も添えられている。
トレモー氏は「住む環境や周囲の大人が与える子どもへの影響は大きい」とし「これを教科書にあらゆる人に考えてもらいたい」と語った。
国連館での展示は日本初で、計約100点の写真をパネルや液晶画面で展示。主催した国連人道問題調整室(OCHA)のホームページでも見られる。
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