2025/07/04 17:56

◎巨大灯籠キリコ担ぎ、住民熱狂 石川・能登「あばれ祭」始まる

 能登半島地震で被災した石川県能登町で4日、県無形民俗文化財に指定されている「あばれ祭」が始まった。能登各地で秋にかけて開かれる「キリコ祭り」の先陣。「いやさかやっさい」のかけ声とともに、数十人が巨大な灯籠「キリコ」を担ぎ、練り歩いた。
 あばれ祭は江戸時代、京都から地元の神社に神様を招いて祭礼を始めたところ、疫病が収まり、住民がキリコを担いで詣でたのが始まりとされる。荒々しく勇ましい神様を喜ばせるため、みこしを海や火の中に投げ入れたり、地面にたたきつけて壊したりする。
 約50年間キリコ担ぎに携わる無職酒谷秀男さん(77)=能登町=は「命ある限り、参加し続ける」と語った。

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