2025/07/01 08:39

◎ルハンスク州「完全制圧」 ロシア側行政府トップが表明

 【モスクワ共同】ロシアが一方的に併合したウクライナ東部ルハンスク州のロシア側行政府トップ、パセチニク氏は6月30日の政府系テレビ「第1チャンネル」の番組で、ロシアが同州を完全制圧したと述べた。事実なら、ロシアが2022年9月に併合した東部・南部4州の中で初めての全域制圧となる。
 パセチニク氏は番組で完全制圧の報告が「2日前に来た」と語ったが、ロシア国防省は発表していない。同氏は6月20日、ルハンスク州の完全制圧まで残り約20平方キロになったと表明していた。
 一方、ロシアのプーチン大統領は6月30日、併合したウクライナ東部・南部4州の社会や経済の発展に関する政府会合を開いた。併合4州の住民生活の質や全ての主要な指標を30年までにロシア全土の平均水準まで高めなければならないと強調した。
 プーチン氏は目標の達成のためには教育や文化、保健、スポーツの施設建設や再建のほか、道路や住宅、公共インフラの整備や雇用創出が必要だと訴えた。4州の生活基盤を整備し、実効支配を固める狙いとみられる。

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