2025/06/26 23:49

◎イラン核物質の移動疑問視 米長官「破壊」強調

 【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は26日、国防総省で記者会見し、イランが米軍の攻撃を受ける前に核施設から濃縮ウランを運び出したと指摘されていることを巡り「移動を示す情報分析には触れていない」と疑問視した。攻撃の成果を強調し、改めて「イランの核能力を破壊した」と主張した。
 トランプ政権は、被害は限定的だとする国防総省傘下の情報機関の初期評価を伝えた米メディア報道の否定に躍起になっている。ヘグセス氏は、評価は暫定的なもので「信頼度は低い」と述べた。会見には米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長が同席した。
 米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官は25日の声明で、イランの核開発計画が米軍の攻撃で「深刻な打撃」を受けたことを示す信頼できる情報があると説明した。
 ラトクリフ氏は、新たな情報を基にした分析結果として「イランの複数の主要な核関連施設が破壊され、再建には数年かかる」と指摘した。

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