2025/05/08 11:28

◎北朝鮮が短距離弾数発発射 日本海、EEZ外落下

 【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は8日、北朝鮮が同日午前8時10分から9時20分(日本時間同)ごろにかけて、東部元山付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル数発を発射したと明らかにした。最大約800キロ飛行したと推定。中谷元・防衛相によると、日本の排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されていない。林芳正官房長官は記者団に「全て落下しており、被害の情報には接していない」と述べた。
 北朝鮮は米韓が定例の大規模合同演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を開始した3月10日に、黄海に向け弾道ミサイル数発を発射した。発射は約2カ月ぶり。
 石破茂首相は発射を受け、情報収集と分析に全力を挙げ、国民に的確な情報提供を行うことや、航空機と船舶の安全確認を徹底するよう関係省庁に指示した。
 韓国軍は「米国、日本側と緊密に情報共有し、万全の態勢を維持している」と強調した。ミサイル発射を「朝鮮半島の平和と安定を脅かす挑発だ」と批判した。
 聯合ニュースはロシア輸出を念頭に置いた発射とする専門家の見方を伝えた。

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