2025/05/07 16:21

◎NY玄関口の空港で欠航相次ぐ 管制官らストレスで休職

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの玄関口の一つ、ニュージャージー州のニューアーク国際空港で連日、欠航と遅延が相次いでいる。空港を担当する管制施設でレーダーが一時消える事案があり、管制官らがストレスで休職し、空港が機能不全に陥った。6日も約150便が欠航し、360便以上が遅れ、解消の見通しは立っていない。
 発端は4月28日。米メディアによると、ペンシルベニア州フィラデルフィアの管制施設で数十秒間、レーダーが消えて航空機との通信もできなくなった。老朽化による故障とみられ、連邦航空局(FAA)は今月5日に「数人の管制官がストレスから回復するために休んでいる」と明らかにした。
 休職したのは管制官の約2割に当たるとの報道もある。同空港に3本ある滑走路のうち1本が4月15日から2カ月間、改修工事で閉鎖されており、混乱に拍車をかけた。
 FAAは「専門性の高い職種で、すぐに管制官の欠員を補充できないが、この混雑する空域を担当できる人員の訓練を継続している」と述べており、問題解決には時間を要する見込みだ。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

米国から初のローマ教皇誕生 レオ14世、移民に寄り添う
独、メルツ氏首相に選出 異例の再投票、混乱浮き彫り
カナダは「売り物ではない」 カーニー首相、トランプ氏と応酬

>>国際ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る