2025/05/05 16:17

◎対馬仏像、韓国での「法要」終了 瑞山・浮石寺、10日に日本側へ

 【瑞山共同】長崎県対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた長崎県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像」を巡り、所有権を主張してきた韓国中部瑞山市の浮石寺は5日、仏像の日本への返還に先立ち執り行った100日間の「法要」を終えた。10日に日本側関係者に引き渡され、12日に対馬へ戻る。
 仏像に関し「元は倭寇に略奪された」とする浮石寺の円牛住職は5日、あいさつで「国家として取り戻すべき略奪文化財だ」と改めて主張。信徒代表の女性は「菩薩様(仏像)は悲しみに満ちた表情で浮石寺に帰りたいと哀願している」とし、日本に戻った後に再び「返還」に向け努力すると述べた。

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