2025/05/04 18:45

◎三重の上げ馬神事、疾走に歓声 虐待との批判受け、改善策継続

 三重県桑名市の多度大社で4日、地元の若者が乗る馬が坂を駆け上がる「上げ馬神事」が開かれた。動物虐待との批判を受け、昨年同様、勾配の軽減などの改善策を講じた。複数の馬が坂を疾走して登り切り、多くの観客から歓声が上がった。5日も開催される。
 上げ馬神事は南北朝時代に起源があるとされる。2023年までは高さ2メートルの土壁を馬に越えさせ、飛んだ回数で農作物の豊凶を占っていた。近年は負傷した馬を安楽死させたことで批判を浴び、24年の神事では勾配を緩め土壁を撤廃。馬の負担軽減のため、今年から新たに走路全体と登り切った後に歩く境内に砂を敷いた。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

GW終了、Uターン混雑がピーク 古里や行楽地から、日常生活へ
万博、集客強化へP&R値下げを シャトルバス増便も、吉村氏提案
カシオペア、6月で寝台運行終了 車両老朽化、今後の活用法検討

>>暮らし・話題ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る