2025/01/19 22:02
◎ガザ停戦、3時間近く遅れて発効 6週間、人質段階解放へ
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでの停戦が19日、発効した。交渉仲介国カタールが発表した。イスラム組織ハマスから解放予定の人質のリストが届いていないとしてイスラエルが反発、発効は当初予定から3時間近く遅れ、イスラエル首相府によると、午前11時15分(日本時間同日午後6時15分)となった。双方の不信感が改めて浮き彫りとなった。
戦闘は2023年10月から15カ月超続いたが、停戦発効で人道状況改善に向けて大きな節目を迎えた。ガザ当局によると、イスラエルは発効遅れの間も攻撃を続行し、19人が死亡した。
第1段階の停戦は6週間で、19日は女性3人を解放。ハマスは第1段階の間に人質計33人を段階的に解放するほか、双方は第2段階以降の停戦継続を協議する予定。恒久停戦につながるかどうかは依然として不透明だ。ハマスはリストの遅れについて「技術的な問題」だと説明し、その後提出した。
ガザ保健当局は19日、戦闘開始以降、ガザ側死者は4万6913人になったと発表した。
ハマス拘束下の人質は約100人とされるが、既に死んだ人も多いという。
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