2025/01/11 16:11

◎米中枢テロ、司法取引を一時停止 主犯格の死刑免除、政府申し立て

 【ワシントン共同】2001年の米中枢同時テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダ幹部ハリド・シェイク・モハメド被告ら3人について、ワシントンの連邦高裁は9日、罪を認める代わりに死刑を免除するとの司法取引の手続きを、一時停止するよう命じた。司法省が7日に手続きの停止を申し立てていた。米メディアが報じた。
 モハメド被告らは事件から20年以上を経ても、キューバのグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷で公判前手続き中。拘束後に水責めなどの拷問を受け、グアンタナモ基地に移送されており、自白の証拠能力が争われている。
 軍事法廷は10日に司法取引手続きを始める予定だったが、取りやめた。
 連邦高裁は一時停止命令について、司法省による申し立てが妥当かどうか検討するためで、最終的な判断ではないとしている。米メディアは司法取引の是非を巡る議論がトランプ次期政権に持ち越されることになったと伝えた。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

ロスの斜面下る炎、民家へ数十m 16人死亡、山火事さらに拡大
「ウクライナで暮らしたい」 北朝鮮兵捕虜の動画公開
ウクライナ、北朝鮮兵2人を捕虜 大統領公表、ロシア西部で

>>国際ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る