2025/12/16 19:22

◎26年度予算案、120兆円超へ 過去最大、物価高で膨張

 政府が編成を進める2026年度予算案の一般会計の歳出(支出)総額が120兆円を超える見通しであることが16日、分かった。25年度当初の115兆1978億円を上回り、2年連続で過去最大を更新する。物価上昇や人件費の高騰を反映し、政策経費が膨らむ。計18兆3034億円の25年度補正予算は同日、成立した。規模は新型コロナウイルス禍後で最大となった。
 高市政権は「責任ある積極財政」を掲げ、経済成長を実現することで財政を健全化する方針を示している。ただ借金である国債の発行に依存した歳出構造は続く。財政悪化の懸念から金融市場で長期金利が上昇する中、巨額の支出となる。
 政府は26年度予算案の年内の閣議決定を目指す。国債の償還や利払いに充てる国債費は25年度の28兆2179億円を上回り、過去最大となる見込みだ。長期金利の上昇を踏まえ、利払い費の計算に使う想定金利を引き上げる。少子高齢化に伴う社会保障費や9兆円規模を見込む防衛費も予算を膨張させる。

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