2025/12/12 11:06
◎レーダー照射「緊張高める行為」 ヘグセス氏、小泉氏と電話会談
小泉進次郎防衛相は１２日、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射や中国、ロシアの爆撃機が日本周辺で共同飛行したことを巡り、ヘグセス米国防長官と電話会談した。両氏は「地域で緊張を高める行為だ」と深刻な懸念を共有した。日米間で緊密に意思疎通し、連携していく方針で一致した。小泉氏が記者会見で明らかにした。一方、トランプ米大統領は日中双方との関係両立を模索し、対立から距離を置く構えだ。
小泉、ヘグセス両氏は約４０分間、電話会談した。小泉氏は「わが国周辺海空域で警戒監視活動を粛々と実施し、いかなる不測の事態にも冷静かつ毅然と対応していく」と語った。両氏は「中国の行動は地域の平和と安定に資するものではない」との認識も申し合わせた。
年明けにも小泉氏が訪米し、ヘグセス氏と会談する方向で、必要な調整を進めることを確認した。小泉氏は会見で「ヘグセス氏との緊密な連携を通じて、日米同盟の抑止力、対処力を一層強化していく」と強調した。
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