2025/12/12 10:27

◎おこめ券、全米販も割引販売 477円で自治体に、批判を回避

 鈴木憲和農相は12日の閣議後会見で、物価高対策で活用を促す「おこめ券」について、発行元の全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)が通常より1枚当たり23円安い477円で自治体に販売する方針だと明らかにした。経費率が高いとして敬遠する動きが出ており、割引でもう一つの発行元のJAグループと足並みをそろえ、批判をかわす構えだ。
 全国農業協同組合連合会(JA全農)は11日に、通常より15円前後安く販売する方針を発表している。いずれも利用者は440円分として使える。全米販は12月下旬、JA全農は来年1月中旬にも発行できる見通しだ。
 鈴木氏は「できる限り経費を抑制し、活用しやすいよう工夫されている。必要な食料品対策が速やかに行き届くことを期待している」と述べた。店によってはおこめ券でコメ以外も購入可能だとして「食料品の高騰対策にうまく適合している」と訴えた。
 おこめ券は主に贈答用として流通しており、販売価格は従来、440円に経費や利益の60円を上乗せした500円となっている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

青森県で震度6強 3道県に津波警報、気象庁
【独自】諭吉先生、さようなら 日銀、旧紙幣の発行を実質終了
SNSで摂食障害、娘失う 豪の父親「日本も規制を」

>>主要ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る