2025/12/07 22:33

◎中国大使を呼び出し強く抗議 中国も外務次官に「強烈な抗議」

 防衛省は7日、沖縄本島南東の公海上空で6日、中国海軍の空母から発艦したJ15戦闘機が航空自衛隊のF15戦闘機に対し、2回にわたってレーダー照射したと発表した。戦闘機のレーダーはミサイル発射に向けた準備段階となる火器管制や、周囲の捜索の目的で使用する。高市早苗首相は石川県輪島市で記者団に「極めて残念だ。中国側に強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れた。冷静かつ毅然と対応する」と述べ、中国軍への警戒監視活動に万全を期す考えを示した。
 日中関係は台湾有事に関する高市氏の発言で急速に悪化しており、安全保障面を含め、緊張が一層高まる恐れがある。船越健裕外務事務次官は中国の呉江浩駐日大使を外務省に呼び、危険な行為であり「強く抗議する」と伝えた。中国側は呉氏が強烈な抗議をしたと発表。中国海軍も「自衛隊機が海軍の訓練海空域に複数回接近して妨害し、中国側の飛行の安全を重大に脅かした」と反発する談話を出した。
 中国軍機から自衛隊機への照射が防衛省発表で公になるのは初。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

中国大使を呼び出し強く抗議 中国も外務次官に「強烈な抗議」
SNSで連日「高市節」発信 危うさも、台湾関連に中国反発
維新も政治資金でスナック 「政治活動の情報交換の場」

>>政治ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る