2025/11/29 06:16
◎ゼレンスキー氏、最側近解任 汚職疑惑、和平交渉影響も
【キーウ共同】ロシアに侵攻されるウクライナのゼレンスキー大統領は28日、最側近で事実上の政権ナンバー2、イエルマーク大統領府長官を解任した。巨額汚職疑惑への関与が指摘され、国民や野党から辞任を求める声が上がっていた。外交・安全保障分野を含めて広範な影響力を行使してきたイエルマーク氏の解任で、政権の意思決定機能の低下は必至。米国の和平案を巡る交渉団トップも務めており、影響も懸念される。
国営原子力企業を巡る巨額汚職事件の捜査を進めている国家汚職対策局(NABU)が28日、イエルマーク氏の関係先を家宅捜索した。ゼレンスキー氏は政権への信頼が揺らぐ中、解任は不可避と判断した。28日の動画声明で、ロシアに「団結して抵抗しなければならない」と強調。後任びを29日本格化する。
映画プロデューサーだったイエルマーク氏は、2019年の大統領選でゼレンスキー氏陣営に入り、初当選を支えた。大統領補佐官を経て、大統領府長官。22年2月のロシア侵攻後は、欧米など支援国との交渉や安全保障政策の策定などを統括してきた。
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