2025/11/25 19:43

◎泊原発再稼働に道知事が一定理解 議会で答弁へ、同意が焦点

 原子力規制委員会の再稼働審査に合格した北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)について、鈴木直道知事が再稼働に一定の理解を示す意向であることが25日、関係者への取材で分かった。28日に始まる道議会の一般質問で答弁する。再稼働を巡っては知事の同意が大きな焦点で、鈴木氏は同日以降の質疑も踏まえて再稼働の是非を最終判断する方針。
 三橋剛副知事が25日、道議会関係者に伝えた。鈴木氏はこれまで「道民や道議会、関係自治体の意見を踏まえて総合的に判断する」と賛否を保留している。
 再稼働は北海道電と安全協定を結ぶ周辺4町村や知事の同意が得られるかどうかが焦点となっている。4町村の首長のうち泊村は既に同意の意向を表明し、神恵内村、共和町は近く表明の見通し。岩内町は議会で同意の意見書を可決している。
 北海道電は2027年早期の再稼働を目指しており、再稼働後に電気料金を平均的な家庭用で11%程度、企業用で7%程度値下げするとしている。道内では、次世代半導体の量産を目指すラピダスの進出などで電力需要の増加が見込まれている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

会社員らの健康保険証、期限迫る 来年3月まで暫定利用可
【独自】百日ぜき、薬剤耐性菌が8割 治療に弊害、感染症研究所調査
コロナ対策「思い出して」 インフル急拡大、手洗いや換気も

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る