2025/11/25 12:33

◎糖尿病薬、認知症の進行抑制せず ノボノルディスク治験結果を発表

 デンマークの製薬会社ノボノルディスクは24日付で、体内のホルモンの働きを強める「GLP1受容体作動薬」というタイプの糖尿病治療薬「セマグルチド」が、認知症の一種アルツハイマー病の進行を抑える効果は示されなかったとの治験結果を発表した。
 セマグルチドは、膵臓に作用して血糖値を下げるインスリンを分泌させ、脳に働いて食欲を抑えるとされる。肥満症治療薬としても使われ、がんや認知症などへの応用に期待が高まっていた。
 同社によると治験は3808人が対象。約2年間のデータを解析した結果、セマグルチドを投与していない集団と比べ、投与した集団の進行が抑制されるとの結果は出なかった。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

会社員らの健康保険証、期限迫る 来年3月まで暫定利用可
【独自】百日ぜき、薬剤耐性菌が8割 治療に弊害、感染症研究所調査
コロナ対策「思い出して」 インフル急拡大、手洗いや換気も

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る