2025/11/24 12:54

◎ワクチンで子宮頸がん予防効果 HPV感染防ぎ、リスク80%減

 ヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンを16歳までに接種すると、子宮頸がんの発症リスクが80%下がるとの結果を、国際的非営利団体「コクラン」のチームが24日発表した。性交渉で感染する前の年代で接種を受けることで、感染によって生じるがんの前段階に当たる病変やがん自体を防ぐ効果があることを、多数の研究のデータをまとめて再解析する信頼性の高い手法で示した。
 安全性については、立ちくらみなどが特徴の体位性頻脈症候群、強い疲労感が続く筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群、まひ、早発閉経、不妊などSNSで接種との関連が言及される病気に着目。解析では、これらのリスク増加と接種に関連はみられなかった。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

会社員らの健康保険証、期限迫る 来年3月まで暫定利用可
【独自】百日ぜき、薬剤耐性菌が8割 治療に弊害、感染症研究所調査
コロナ対策「思い出して」 インフル急拡大、手洗いや換気も

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る