2025/11/20 18:05

◎「子どものSOS受け取って」 性被害支援の産婦人科医師

 教員による児童盗撮事件などを受け、性被害を受けた子どもの支援を行う産婦人科医の伊藤加奈子さん(48)が20日、愛知県蒲郡市で講演し、小中高の教員ら約110人を前に「子どもを性の対象として消費する社会を変えなければならない。SOSを受け取れるようになってほしい」と訴えた。
 伊藤さんは、子どもに対する性的虐待の加害者の約9割が親や先生など身近な人物と指摘。孤立しやすい弱い立場の子どもらを見定めて近づき、何年もかけて手なずける場合もあるとした。
 「性の知識を大人が持ち、子どもにも持たせることが犯罪を起こしにくい環境をつくる。被害を受けた子どものトラウマを想像し、同じ目線で話を聞いてあげてほしい」と強調した。

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