2025/11/20 10:19

◎自民、安保戦略改定へ議論開始 非核三原則論点に、来春策定方針

 自民党は20日午前、安全保障調査会の会合を開いた。高市早苗首相の指示を踏まえ、国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に向けた議論に着手。平和国家として堅持してきた非核三原則の扱いや、防衛費増額の新たな目標が主な論点となる。自民は早ければ来春にも提言を取りまとめる方針で、政府は来年末までに改定する運びを想定している。
 冒頭、小野寺五典安保調査会長は「わが党らしい政策を前に進めるために力を貸してほしい」と呼びかけた。出席した宮崎政久防衛副大臣は「党の議論をしっかり受け止めながら、検討を行っていく決意だ」と語った。
 会合では、2022年末に策定した現行の3文書の内容や議論の経緯を確認。対日関係が急速に冷え込む中国による台湾や東シナ海、南シナ海周辺での軍事動向、ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を踏まえ、防衛力強化の課題を整理する。
 自民は、日本維新の会との連立合意に盛り込んだ防衛装備移転のルール見直しも検討する。

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