2025/11/18 09:20

◎「人口戦略本部」が初会合 首相「総合的に対策推進」

 政府は18日、人口減少問題に対応するため、高市早苗首相をトップとする「人口戦略本部」を設置し、初会合を官邸で開いた。人口減少問題では少子化対策や子育て支援、地域活性化など必要な政策が多岐にわたり、こども家庭庁や内閣府など関係する府省庁も複数にまたがる。このため人口戦略本部が司令塔として政策を統括し、府省庁への指示や調整を行う。
 首相は初会合で「誰もが自ら選んだ地域で住み続けられる社会を実現するため、人口減少対策を総合的に推進する」と述べた。人口減少は今後加速するとみられ、地域経済や公共サービスの維持など人口減少に対応した社会の在り方が課題となっている。
 総務省の推計によると、2024年10月1日時点の総人口は1億2380万2千人で、前年から55万人(0・44%)減った。
 自民党と日本維新の会は10月に署名した連立政権合意書で、この臨時国会中に「政府に人口減少対策本部(仮称)を立ち上げる」と明記。首相は所信表明演説で人口減少を「日本の最大の問題」と指摘し、対策を検討する体制の構築を掲げた。

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