2025/11/11 12:15
◎女児放置疑い母親と同居の男逮捕 １日１食、低栄養状態に
女児に１日１食しか与えず、低栄養状態で放置したなどとして、警視庁捜査１課は１１日、保護責任者遺棄の疑いで、東京都内に住む３０代の母親と、同居の２０代男を逮捕した。女児の命に別条はない。２人は同居する他の複数の子どもへの暴行容疑で逮捕されており、捜査１課は日常的に虐待していたとみて調べる。捜査関係者への取材で分かった。
逮捕容疑は、女児に１日１食にするなど十分な食事を与えず、低栄養状態で７月中旬ごろに歩くのが困難と認識したのに、適切な医療措置などを受けさせなかった疑い。母親は「おかゆを与えたりしていた」と容疑を一部否認し、男は認めている。
８月上旬に女児が知人宅に預けられた際、偶然訪問した学童関係者が衰弱した女児を見つけ、児童相談所に通報して発覚した。同年代の女児の平均体重より約１０キロ少なく、体には複数のあざややけどがあった。
警視庁は９月に自宅を捜索。室内の見守りカメラやスマートフォンから、子どもを暴行するなどしたとみられる複数の画像が見つかり、同居する別の子どもへの虐待容疑で１０月に逮捕した。
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