2025/11/07 20:08

◎原発テロ対策施設、期限延長を 女川再稼働1年で東北電力部長

 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機が再稼働から1年となり、同社の阿部正信原子力部長が7日、報道各社のインタビューに応じた。新規制基準で義務づけているテロ対策施設の完成が遅れる見通しについて「他社の先行事例を見て、当初から非常にタイトな工程になるとみていた」と振り返り、設置期限延長を求める考えを改めて示した。
 テロ対策施設は「特定重大事故等対処施設(特重施設)」と呼ばれ、原発本体の設計・工事計画の認可から5年以内に設ける必要がある。東北電は建設業界の労働環境の変化が原因で工事が間に合わず、期限の来年12月に2号機を停止する方針。
 阿部氏は「規制委員会の理解を得たい」と述べた。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

特許切れの先発医薬品、負担増へ ジェネリック促進で厚労省が提案
水銀含む銀歯、2034年末禁止 水俣条約会議、規制を強化
ジェームズ・ワトソン氏死去 DNA二重らせん構造発見

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る