2025/11/05 17:57

◎沢の流量減少、薬液注入で抑制 JR東海、リニア中央新幹線工事

 静岡県は5日、リニア中央新幹線工事のトンネル掘削が自然環境へ与える影響に関し、有識者専門部会を県庁で開いた。JR東海は、沢の流量の減少を抑制するため、トンネルと主要な断層が交差する箇所で薬液を注入する手順を示した。
 部会では、ボーリング調査で地質や湧水の状況を確認した上で薬液注入の在り方を設計し、注入後に効果を確認すると説明。薬液は安全性が高く、河川などに流出する可能性も低いとしている。
 また、沢の水生生物の生息状況を確認するため大井川上流で実施していた現地調査が終わり、取りまとめを行っていることも明らかにした。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

水銀含む銀歯、2034年末禁止 水俣条約会議、規制を強化
ジェームズ・ワトソン氏死去 DNA二重らせん構造発見
特許切れの先発医薬品、負担増へ ジェネリック促進で厚労省が提案

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る