2025/10/21 19:01

◎女性、奈良出身で歴代初の首相 就任年齢は平均的

 新首相に就いた高市早苗は、内閣制度が始まった1885年の初代伊藤博文から数えて66人目にして初の女性首相となる。奈良県や神戸大出身者としても初めて。64歳での就任は、高市を除く戦後首相36人の就任時の平均年齢63・6歳と同時期。歴代首相を各種データで分析した。(敬称略)
 吉田茂以降を選挙区、吉田より以前を出生地として歴代首相の「出身地」を数えると、伊藤や佐藤栄作、安倍晋三ら8人を輩出した山口県が最多。戦後に限れば、福田赳夫、康夫親子と中曽根康弘、小渕恵三の群馬県が4人で首位となる。
 関西地方では終戦直後の東久邇稔彦や芦田均、宇野宗佑らが就いた。
 戦後首相の出身大学は佐藤や鳩山由紀夫ら11人の東大が最も多い。竹下登、森喜朗、岸田文雄ら8人の早稲田大が続き、橋本龍太郎や小泉純一郎、石破茂が出た慶応大は3人で3位。高市が卒業した神戸大の前身、旧制神戸商業大の中退者には宇野がいる。
 戦後首相の就任時年齢を見ると、最高齢は幣原喜重郎の73歳。宮沢喜一らが72歳。最年少は安倍の52歳だった。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

高市内閣発足、初の女性首相 自維連立、物価高対策を指示へ
片山財務相、小泉防衛相 小野田氏も入閣、松島氏は補佐官
「高市内閣」人事に着手 茂木外相、木原官房長官

>>政治ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る