2025/09/17 18:05

◎女性3人刺殺未遂に懲役20年 熊本のコンセプトカフェ店長

 店長を務めていた熊本市内のコンセプトカフェで昨年、当時19〜21歳のアルバイトの女性3人を刺殺しようとしたとして、殺人未遂罪などに問われた奈良公明被告(31)の裁判員裁判で、熊本地裁は17日、求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。中田幹人裁判長は判決理由で、傷の位置が少しでもずれていれば死亡してもおかしくなく「被害結果は同種事犯の中でも特に重大」と断じた。
 中田裁判長は、被告は被害者らと退職や給料についてやりとりをする中で立腹して殺害を決意し「首や胸などの身体の枢要部を、わずか1分程度の短時間に数十回もの多数回、突き刺すなどした」と指摘。事前に包丁を購入するなど一定の計画性があり「強固な殺意に基づく極めて執拗かつ残忍な犯行」と非難した。
 判決によると、昨年3月22日午前9時15分ごろ、同市中央区の繁華街にある店内で、刃渡り約16センチの包丁を2本両手に持ち、殺意を持って女性らの首や腹、顔などを多数回突き刺し、重傷を負わせた。

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