2025/09/10 12:26

◎熊本の3人刺殺未遂、20年求刑 31歳コンセプトカフェ店長

 店長として勤めていた熊本市中央区のコンセプトカフェで昨年3月、19〜21歳だったアルバイトの女性3人を刺殺しようとしたとして、殺人未遂罪などに問われた奈良公明被告(31)の裁判員裁判論告求刑公判が10日、熊本地裁(中田幹人裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑し、結審した。判決は17日。
 検察側は論告で、3人が退職を申し出たことに怒ったという動機は身勝手で、包丁を購入して呼び出すなど犯行は計画的だと指摘。首や腹などの急所を約1分間で計33回も突き刺しており「執拗で残忍、危険」と非難した。
 弁護側は最終弁論で、被告は長時間労働による過労とストレスで合理的な判断ができなかったと主張。殺意は「強固だが一時的」として懲役8年が相当だと訴えた。弁護側によると、被告は青森県出身で、系列店を経て現場となった店などの店長になった。
 起訴状によると、昨年3月22日午前9時15分ごろ、熊本市中央区の店内で、刃渡り約16センチの包丁を2本持ち、殺意を持って女性3人を多数回突き刺し、重傷を負わせたなどとしている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

悠仁さま、成年式「加冠の儀」 「責務の重さを自覚」
台風15号、太平洋側で大雨 静岡突風でけが人、新幹線に乱れ
伊東市の田久保市長が議会解散 市議選へ「信を問うべき」

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る