2025/09/09 01:29

◎1度上昇で砂糖0・7グラム増 温暖化、健康影響を懸念

 【ワシントン共同】気温が1度上昇すると、炭酸飲料やジュース、アイスクリームの消費量が増加し、気温12〜30度では1日当たりの砂糖消費量が0・7グラム増えるとの分析結果を英カーディフ大などのチームが8日、英科学誌に発表した。米国家庭の2004〜19年の食品購入データと、気温や風速、降水量、湿度などの気象データを解析した。
 チームは、地球温暖化の影響で21世紀末までに平均気温が5度上昇した場合、他の気象変化も考慮すると、1日当たりの消費量は約3グラム増えると予測した。消費量の増加は肥満や心血管疾患につながるため、対策が必要だと指摘した。
 農林水産省によると、日本人の砂糖消費量は1日約40グラム。世界保健機関(WHO)は平均的な成人で1日25グラム程度に抑えるよう推奨している。
 人種別の分析では、白人や黒人、ヒスパニック(中南米系)と異なり、アジア系では気温上昇に伴う変化はほぼ見られなかった。
 チームは「アジア系は一般的に(他の人種と比べて)甘いものを好まない傾向が影響した可能性がある」としている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

悠仁さま、成年式「加冠の儀」 「責務の重さを自覚」
大谷、菅野から47、48号 鈴木1打点、吉田無安打
ロンドンにバンクシー新作 裁判官がガザのデモに小づちか

>>主要ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る