2025/09/08 18:47

◎同性カップル「排除」と反発 移転費訴訟初弁論、国は棄却要求

 長崎県大村市に転居した男性カップルが申請した雇用保険法に基づく移転費を巡り、パートナーの分を不支給とした法解釈は誤りだとして、当事者2人が国に処分の取り消しなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、長崎地裁(松永晋介裁判長)で開かれた。原告は意見陳述で「同性カップルがいかに社会保障制度から排除されやすいかを突きつけられた」と反発し、国側は請求棄却を求めた。
 原告は松浦慶太さん(40)とパートナーの藤山裕太郎さん(40)。藤山さんは閉廷後の取材に「(同性カップルを巡る問題に)風穴をあけていけたら」と話した。裁判所には10人以上の支援者が集まり、一部は開廷前に集会を開き「頑張れ」と声援を上げた。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

都内で記録的大雨、川氾濫 前線影響、新幹線見合わせ
「女児が腹切られた」通報、大阪 5歳死亡、母親意識なし
伊東市の田久保市長が議会解散 市議選へ「信を問うべき」

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る