2025/08/21 18:19

◎唐古・鍵遺跡におの状の鉄製品 青銅器作りの道具か、奈良

 奈良県田原本町などは21日、弥生時代の代表的な環濠集落跡である唐古・鍵遺跡から、おの状の鉄製品(紀元前1世紀末〜後1世紀)が出土したと発表した。古代中国で作られた鋳造鉄斧の破片を再加工したものと考えられ、青銅器作りの道具の可能性があるという。
 同町によると、鉄製品は長辺約7・7センチ、短辺約3・7センチ、厚さ約0・6センチ。全体がさびに覆われていた。エックス線写真で観察すると2カ所で刃の部分を確認した。鋳造鉄斧の破片を再加工し、新たに刃を作り出したとみられる。
 鉄製品は井戸の遺構から発見。出土地の土壌に含まれる炭化物の放射性炭素年代測定などから遺跡内の出土鉄器として最古と判断した。

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