2025/08/16 01:13
◎東海道新幹線の床下から煙 走行中焦げた臭い、乗客けがなし
15日午後9時45分ごろ、東海道新幹線の米原(滋賀県)―岐阜羽島(岐阜県)間を走行中のこだま764号の床下から発煙が確認された。岐阜羽島駅に停車して点検し、運行を取りやめた。乗客約250人にけがはなく、一部は後続列車に乗り換えた。
JR東海によると、764号は最新型車両「N700S」で、新大阪発静岡行き。走行中に車掌が焦げたような臭いに気付いた。同社が原因を調べている。岐阜羽島―静岡間の上下線で一部の列車に遅れが出た。
岐阜羽島駅のホーム周辺からは白い煙が立ち上り、周囲に焦げ臭いにおいが漂っていた。消防車が複数台駆け付け、規制線が張られた。住民らが集まり、不安そうに様子を見守っていた。
駅近くのホテルに宿泊し、様子を見ていた滋賀県の50代夫婦は「最初、車内の電気がついていたのに突然消灯した。故障と知り驚いた」と話していた。
同一の車両ではないが、N700Sは、13日に床下の機器を保護する重さ約8・5キロの覆い1枚が落下するトラブルが起きている。
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