2025/08/15 16:00

◎最年少遺族の3歳「お参りに」 高祖父がフィリピンで戦死

 全国戦没者追悼式に参列した最年少遺族は、高祖父伊藤正夫さんが32歳の時にフィリピンで戦死した三重県いなべ市の片山純矢ちゃん(3)で、家族4世代で出席した。報道陣が参加の目的を問いかけると「お参りに来た」と答えた。
 正夫さんは特攻艇「震洋」の部隊に所属していた1945年2月、米軍と交戦中に亡くなった。
 曽祖母の伊藤早苗さん(85)は遺影を見せて戦争について説明したという。「今は理解が難しそう。将来、戦後80年の節目にこの場へ来たことを思い出してほしい。私のような遺児を出さないためにも」と願った。早苗さんが「戦争は駄目ね」と語りかけると、純矢ちゃんも「戦争はやったら駄目」と応じた。

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