2025/08/04 18:10

◎「核兵器で国は守れない」 延暦寺で被団協・田中氏

 天台宗総本山の比叡山延暦寺(大津市)で4日、「世界平和祈りの集い」が開かれ、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員が「核兵器で国の安全を守ることは絶対にできない」と訴えた。
 被団協の運動により「核のタブー」の認識が世界中で広まっているとしたが、近年の世界情勢では核兵器が使われる恐れがあるとも指摘。被爆者に「命のある限り証言をしていただきたい。証言の力でこの危機を食い止めよう」と求めた。
 日本政府には「唯一の被爆国。核兵器で国を守る考えを捨てることをお願いしたい」とした。
 集いは、1987年に世界の宗教指導者らを集め開かれた「比叡山宗教サミット」を記念し、毎年開かれている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

横浜の花火大会、台船炎上 作業員海に飛び込み無事
女子高校生に性的暴行、無罪主張 警部補と元住職「同意があった」
広末涼子さん165キロ超で運転 新東名高速の追突事故前に

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る