2025/08/01 16:12

◎ファブリーズ防カビ「根拠なし」 消費者庁が指摘、再発防止命じる

 P&Gジャパン合同会社(神戸市)が販売した「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」の広告と製品パッケージで、「置くだけで黒カビを防ぐ」と表示していた内容には合理的な根拠が認められず、景品表示法違反(優良誤認表示)に当たるとして、消費者庁は1日、同社に再発防止を命じた。
 同庁によると、P&Gは2022年4月〜23年5月、パッケージやウェブサイト、テレビCMで、同製品について、置くだけで浴室全体のカビ繁殖を防止する効果があるように宣伝していた。しかし同庁の求めに提出した資料では、カビを防ぐ合理的な根拠は認められなかった。
 P&Gジャパンは1日、自社サイトに「措置命令を厳粛に受け止め、内容を精査のうえ、対応について慎重に検討していく」とする文書を掲載した。
 消費者庁によると、同社は風呂用の製品について現在は黒カビを防ぐという表現はせず、「カビ臭を防ぐ」と表示している。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

横浜の花火大会、台船炎上 作業員海に飛び込み無事
マンホールに転落、4人死亡 埼玉・行田、陥没受け下水点検中
伊東市長が学歴問題での辞意撤回 公約実現を理由に続投表明、静岡

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る