2025/07/31 18:14

◎SNSでのデマ拡散で注意喚起 30日地震巡り、生成AI動画も

 ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震を巡り、近く日本でも地震が起きることを示唆する偽情報や、生成人工知能(AI)で作成したとみられる巨大津波の動画が交流サイト(SNS)で拡散されている。林芳正官房長官は31日、災害に関しては自治体や報道機関の情報で確認をするよう呼びかけた。
 7月30日午前8時25分ごろの地震発生後、SNSでは次の大地震を推測できるとして、関東周辺の地図を示し「震度3〜4に注意してください」とする投稿が拡散した。生成AIで作られた巨大津波の偽動画は「カムチャツカ地域の一部で4メートルの津波が観測された」というコメントとともに投稿された。いずれも50万回以上閲覧されたが、気象庁はデマだとして否定している。
 災害時のデマは、繰り返されてきた。2024年の能登半島地震では、救助要請を求めるSNSへの偽の投稿を信じた人が拡散し、警察や消防に問い合わせが殺到して救助活動の妨げになった。16年の熊本地震では、写真とともに動物園からライオンが放たれたとの虚偽情報が拡散した。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

津波、22都道府県に到達 警報発表、200万人避難指示
マンホールに転落、4人死亡 埼玉・行田、陥没受け下水点検中
伊東市長が学歴問題での辞意撤回 公約実現を理由に続投表明、静岡

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る