2025/07/25 18:51
◎F35B、新田原配備は8月7日 宮崎知事「住民負担減なし残念」
防衛省九州防衛局の江原康雄局長は25日、宮崎県の航空自衛隊新田原基地に8月7日、4機のF35Bステルス戦闘機を配備すると明らかにした。河野俊嗣知事と県庁で面会し伝達した。順次機数を増やす計画。騒音被害の深刻化が懸念され、河野知事は「具体的な住民の負担軽減策が示されていない状況で配備されるのは残念だ」と苦言を呈した。
F35Bは短距離離陸・垂直着陸が可能。海上自衛隊最大級の護衛艦いずも型2隻で発着させ、事実上の空母艦載機に位置付けられる。F35Bといずも型の運用に関しては、必要最小限度の範囲で防衛力を行使する「専守防衛」の方針を逸脱しかねないとの指摘がある。
河野知事は江原局長に対し「配備前に不安の解消に努めていただくのが筋ではないか。地元自治体の理解が得られないまま、なし崩し的に本格的な訓練が実施されることがないように強く申し入れを行う」とも述べた。
政府は、いずも型について憲法上保有の認められない「攻撃型空母」には当たらず「多機能な護衛艦」と説明している。
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