2025/07/22 22:38
◎首相の辞任要求拡大 自民、閣内からも続投批判
自民党内で22日、参院選で大敗しながら続投を表明した石破茂首相(党総裁)に辞任を求める動きが広がった。中堅・若手議員による「国民の審判を軽視している」との批判が相次ぎ、閣内や地方組織からも退陣要求が上がった。首相の進退に影響を与える可能性がある。坂本哲志国対委員長は進退を巡り、8月の政治日程をにらみながらの判断になると言及した。
坂本氏は進退を巡り、8月15日の終戦の日や同20〜22日に横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)を例示。「そういった政治日程をにらみながら、執行部で判断するだろう」と国会内で記者団に語った。
笹川博義農林水産副大臣は22日、国会内で記者団の取材に応じ「責任を取るのはリーダーの当然の帰結だ」と強調した。21日のブログでは「速やかに退陣すべきだ」と訴えていた。
X(旧ツイッター)では、自民議員が首相に厳しい意見を投稿した。鈴木英敬氏は大敗した昨年10月の衆院選と今年6月の東京都議選に触れ「審判を重く受け止め、早期に判断いただきたい」と書き込んだ。
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