2025/07/18 17:39
◎パラ木下、骨髄移植を検討 「治してロスで金取る」
昨年のパリ・パラリンピック競泳(知的障害)で銅メダルを獲得した後、難病の再生不良性貧血で療養中の木下あいら選手(18)が18日までに共同通信の取材に応じ、「早く治し、(2028年の)ロサンゼルス大会で金メダルを取りたい」と復帰に意欲を示した。輸血で対応しながら、服薬治療を受けているが改善せず、骨髄移植を検討していると説明した。
移植には白血球の型が一致する提供者が必要。日本骨髄バンクへのドナー登録について木下選手は「一人でも多くしてくれたら」と願う。母千景さんは「ドナー登録が増えれば、あいら以外の人の命を救うことにもつながる」と協力を訴えた。
木下選手は2歳で水泳を始め、3歳の頃に発達遅延が分かった。その後もスイミングスクールなどで泳ぎを磨き、中学3年でパラの世界に。24年夏のパリ大会では知的障害の競泳日本女子初のメダリストになった。
千景さんによると、24年11月に頭痛や発熱などの体調不良が続き、その後肝炎と診断された。今年春になって検査したところ、肝炎後の再生不良性貧血と分かった。
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