2025/07/08 12:45

◎安倍元首相銃撃3年、各地で追悼 「なぜ命を奪ったのか」動機焦点

 安倍晋三元首相が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件から8日で3年となった。再び参院選を迎えた各地では多くの人が手を合わせ、黙とうをささげた。「なぜ命を奪ったのか」。宗教団体への高額献金や政治家との関係など、事件は多くの問題を浮き彫りにした。殺人罪などに問われた山上徹也被告(44)の裁判員裁判は、10月28日に始まる。
 事件は2022年7月8日午前11時半ごろ発生。近鉄大和西大寺駅前の現場には今年も献花台が設置され、多くの花々と共に安倍氏の遺影が置かれた。発生時刻には居合わせた人たちが黙とうした。近くには手荷物検査への協力を呼びかける張り紙も。参院選のポスター掲示板には候補者の顔が並び、各陣営のスタッフがチラシを配ったり選挙カーが走り回ったりしていた。
 奈良県五條市の団体職員山本修二さん(67)は「選挙期間中に起きた事件は民主主義に対する挑戦であり、あってはならないことだ。裁判で事件の背景を明らかにしてほしい」と話した。

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