2025/07/06 12:32

◎野外生息のコウノトリ500羽超 一時絶滅、放鳥開始から20年

 兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)は6日、国の特別天然記念物コウノトリの野外での生息数が500羽を超えたと発表した。国内の野生個体は1971年に絶滅したが、野生復帰を目指す同公園が2005年に放鳥を開始。自然環境下での繁殖を続け、20年の節目での到達となった。
 同公園によると、500羽目に当たるのは6月28日に福井、京都、兵庫、鳥取の各府県で巣立ちが確認された11羽のいずれかという。同公園が自治体から報告を受けて集計している。
 今年の繁殖地は新潟や茨城、京都、徳島、佐賀などの13府県に広がる。能登半島地震の被災地の石川県珠洲市や能登町でも新たな繁殖地が確認された。

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