2025/07/03 12:43
◎韓国大統領、早期訪日に意欲 歴史問題と分離、協力推進
【ソウル共同】韓国の李在明大統領は3日、就任1カ月に合わせて記者会見を開き、対日関係について安全保障や経済などで「協力する分野が多い」と述べた。歴史問題は「清算されていない」と指摘しながらも、分離して協力を進める考えを示した。日韓首脳のシャトル外交に関しては「必要な時に随時行き来して誤解を減らしたい」と語った。早期の訪日を計画したが、日本の参院選のため遅れているとも明かした。
李氏は6月4日の就任日に人事発表の場で短時間、質疑に応じたが、本格的な記者会見は初めて。改めて日韓間の協調を維持する意向を示した。
李氏は会見冒頭、「韓米同盟と緊密な韓米日協力、中国とロシアとの関係改善を土台とした外交を通じて、平和と国民の暮らしを守っていく」と強調した。北朝鮮に対しては「強力な国防力で挑発に備えると同時に、南北の意思疎通を再開させて平和と共存の道を開く」と意気込んだ。
米国との関税を巡る交渉については「簡単ではないのは明らかだ。今、最善を尽くしている」と述べるにとどめた。
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